









2027年 河文 “特別” 御節
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江戸時代、名古屋城築城の頃。清須越しで移り住んだ初代・河内屋文左衛門が魚屋として創業して以来、名古屋最古の料亭として四百年の時を刻む「河文」。尾張徳川家にも認められた確かな「目利き」から始まり、仕出し屋、そして料理屋へとその歴史を紡いできた河文のおせちを今年もお届けします。
今年の「特別御節」は、ただお召し上がりいただくためのものではありません。 琥珀色に透き通る飛騨春慶のお重や、有松絞りのたおやかな麻の葉文様。その一つひとつが、ご家族の歴史と共に年月を重ね、いつしか「一生モノ」の道具として育っていく。祝宴の後も未来へと続く豊かな時を奏でます。
・飛騨春慶塗のお重・お箸
お重を開けば、そこには深海が育んだ紅ズワイガニや、清流の恵みであるロイヤルキャビアなど、職人の手仕事が宿る選りすぐりの品々が並びます。煩わしいお手間は一切必要ありません。ただ美しさと美味に身を委ねる、至れり尽くせりの時間が始まります。
お重に選んだのは、江戸時代初期から飛騨高山の地で受け継がれてきた伝統工芸「飛騨春慶」。蒔絵などの加飾を排し、木目の自然な美しさと透き通るような漆の艶だけで魅せる飛騨春慶は、まさに「引き算の美学」。そのごまかしのきかない「透漆(すきうるし)塗り」には、素材の真髄を引き出そうとする哲学が河文と深く重なります。
手がけるのは、安政五年創業の名匠「福壽漆器店」。驚くほどの軽さと柔らかな手触りを持つお重は、時を重ねるごとに漆の透き通りが深まり、次第に黄金色の輝きを増していく美しい「経年変化」をお楽しみいただけます。
一度きりの祝宴の器ではなく、日常の美しい器として和洋を問わず食卓を彩り続けます。共に過ごす年月とともに風合いを変え、ご家族の記憶を刻みながら永く寄り添う「一生モノの芸術品」としてお迎えください。
・有松絞りの風呂敷
江戸時代初期より東海道を行き交う旅人たちを魅了し、葛飾北斎や歌川広重の浮世絵にもその美しい姿が描かれた尾張の伝統工芸「有松絞り」。河文と同じく約四百年の歴史を紡いできたこの精緻な手仕事で、新春の寿ぎをそっとお包みいたします。
今回、有松を拠点に現代へ絞りの魅力を発信する作家・安保成子氏が手がけたのは、河文を象徴する大広間「水鏡の間」の意匠とも共鳴するオリジナルの「麻の葉模様」です。麻はまっすぐ丈夫に育つことから、古くより健やかな成長と強い生命力を象徴してきた縁起の良い文様。職人が一つひとつ手作業で括り、染め上げることで生まれる独特の立体感と柔らかな風合いは、手にするたびに温もりを感じさせます。
お正月を終えた後も、ご家族の健やかな未来を願う美しいクロスや風呂敷として、永くお手元でご愛用ください。※写真は2026年午年のものです。2027年は未年の紋様でございます。
【おしながき】
ー壱の重ー
豊根ロイヤルキャビア カリフラワームース 三河産 鮑の塩蒸し 蛤煮物 三河湾産鰆祐庵焼き 伊勢海老黄身焼き のどぐろ西京焼き 三河湾産鰤祝い煮 鰻佃煮山椒煮 いくら醤油漬け 数の子 車海老祝い煮 穴子昆布巻 蒸しウニ 田作り 手鞠麩 矢生姜甘酢漬け 愛西蓮根 甘酢漬け ちしゃとう
ー弐の重ー
丹羽黒豆 満月玉子伊達巻 愛知鴨醤油煮 あいち牛ローストビーフ 三河赤鶏源平焼き 豊橋うずら燻製 筍煮 渥美サーモン松前漬け 唐墨 日間賀島蛸柔らか煮 梅八事人参 梅宮重大根 八名丸里芋煮 柿なます 勝手口の蜂蜜チャーシュー 大矢蒲鉾 絹さや 栗きんとん 芋きんとん 手毬麩
ー参の重ー
福井県産 大喜丸の紅ズワイガニ(約4~5杯)
紅ズワイガニ味噌醤油 酢橘
ー別箱ー
フルーツちらし重 フグ鍋セット 近江牛味醂焼きセット
※2個口でのお届けを予定しております。
※対象人数:5~7名様
【厳選食材と特別メニュー】
日間賀島 河豚(ふぐ)鍋セット
~初代・文左衛門の審美眼。百年続く伝統漁法が叶える至極の歯ごたえ~
魚屋として産声を上げた河文。初代・河内屋文左衛門から脈々と受け継がれる確かな「魚の目利き」の精神のもと、冬に最も美味しい旬を迎える愛知県日間賀島産の最高級とらふぐをご用意いたしました。豊かな潮流に揉まれる日間賀島のふぐ漁は、百年続く伝統の「延縄(はえなわ)漁」。一匹ずつ丁寧に釣り上げるため魚にストレスがかからず、傷のない美しい身と、別格の鮮度、そしてプリッとした至極の歯ごたえを生み出します。ご家庭でのご準備は、料亭がこの日のためだけに丁寧にひいた特製の出汁とお野菜を鍋に入れ、火にかけるだけ。ふわりと立ち昇る出汁の豊かな香りに包まれ、極上のふぐを味わう。冬の寒さを忘れさせるような、心から温まる口福の団欒をお楽しみください。
近江牛味醂(みりん)焼き
~日本三大和牛の甘やかな脂に、古(いにしえ)のコクと香りを纏わせて~
豊かな自然と清冽な水に恵まれた滋賀県で、丹精込めて育てられる日本三大和牛「近江牛」。その中でも、美しい霜降りと、指先で触れただけでもとろけるような脂肪の甘みを持つ極上のお肉を厳選いたしました。河文では古くから、牛肉をすき焼きではなく「味醂とたまり醤油」で仕上げるのが伝統です。砂糖にはない、上質な味醂特有の奥深く柔らかな甘みと艶が、肉本来が持つ繊細な旨みを極限まで引き立てます。付属の特製タレを火にかけ、お肉をさっとくぐらせるだけで完成する手軽さも魅力。熱を入れた瞬間に部屋いっぱいに広がる芳醇な香りと、口の中でほどけていくような甘やかな余韻は、長く日本料理と向き合ってきた河文ならではの奥深い味わいです。
愛知県豊根村産 ロイヤルキャビア
~深山の清冽な水と十年越しの情熱が結実した、極上の「黒い真珠」~
愛知県の奥深く、人口およそ千人の豊かな自然に抱かれた豊根村。「愛する村の未来を創りたい」という地元住民たちの熱い想いから、十年の歳月をかけ、清冽な湧水のごとく澄み切った環境のもとで、彼らは我が子のように慈しみ育てられました。そうして途方もない情熱の末に産声を上げた「ロイヤルキャビア」は、まさに大自然の恩恵そのものです。美しい水源がもたらすのは、特有の雑味や生臭さが一切ない、驚くほど無垢でピュアな味わい。舌にのせた瞬間にふわりととろけ、ナッツのような芳醇なコクとまろやかな塩味が、静かに、そして深く広がっていきます。現在も限られた場所でしか出逢えない大変希少な逸品。新春の祝宴にふさわしい、奥深く洗練された余韻を心ゆくまでご堪能ください。
福井県産 大喜丸の紅ズワイガニ
~深海千メートルの奇跡。煩わしさから解き放たれる、美しき紅の絨毯~
福井県で唯一、紅ズワイガニ漁を行う凄腕の漁船「大喜丸」。彼らが漁場とするのは、沖合遠く離れた水深1,000メートル、水温零度という過酷な深海です。ミネラルをたっぷりと含んだ清冽な海洋深層水の中で、長い年月をかけてじっくりと育まれた蟹は、本ズワイガニをも凌ぐほどの強い甘みと、溢れるようなみずみずしさを蓄えます。河文では、大喜丸が水揚げした中で「完全に成熟した極上の蟹」のみを厳格に指名買い。その貴重な蟹を、料亭の職人が旨みを一滴も逃さぬよう丁寧に茹で上げ、手作業で殻を外し、お重の一段すべてに贅沢に敷き詰めました。蓋を開けた瞬間に目に飛び込むのは、息を呑むほど美しい鮮やかな紅の絨毯です。蟹を召し上がる際の「殻を剥く煩わしさ」は一切ありません。手を汚すことも、殻を剥くために食卓の会話が途切れることもなく、お箸でそのまま極上の身を口へ運んでいただけます。ただ無心に海の恵みに身を委ね、心穏やかな団欒を楽しむ。そんな至れり尽くせりの贅沢を。
フルーツちらし重
~新春の余韻を美しく昇華させる。世代を超えて愛される、宝石箱のような清らかな甘味~
重厚な御節の締めくくりにふさわしいのは、心まで華やぐような清らかな甘味。河文のパティシエが、迎春の時季に最も豊かな香りと芳醇な甘みを蓄える愛知県産の苺を厳選し、まるで宝石箱のように美しい「フルーツちらし」を仕立てました。お正月という特別な日だからこそ、小さなお子様からご年配の方まで、世代を超えてご家族皆様で満面の笑顔を分かち合えるようにという、私どもの細やかな願いが込められています。スプーンを入れると現れるのは、計算し尽くされた美しき層。苺とラズベリーのシロップをたっぷりと含ませた柔らかなジェノワーズ生地に、薫り高く濃厚なピスタチオのババロア、そして果実味溢れる苺のコンフィチュールを重ねました。仕上げには、チェリーの蒸留酒「キルシュ」がふわりと香る透明なジュレを纏わせ、全体を澄んだ味わいにまとめ上げています。みずみずしい果実の甘酸っぱさと、幾重にも織りなす繊細なマリアージュが、祝宴の余韻をどこまでも優雅に彩ります。
※お届け日は2026年12月31日を予定しております(日時のご指定はお受けいたしかねます)。
※天候や交通事情などにより、お届けに遅れが生じる場合がございます。
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